2023.02.09 更新 カテゴリ:BLOG
About 作品紹介
標高500mの高冷地である福島県川俣町山木屋地区。
ここで古くから栽培された「山木屋在来そば玄そば」は、東京電力福島第1原発事故の関係で一時生産が途絶えていた。
2021年、復興事業「東北復興宇宙ミッション」の一環として「玄そば」の種が宇宙に打ち上げられたことをきっかけに、同年9月、山木屋地域での本格栽培が再開。商標名は「高原の宇宙(そら)」。公募の結果、120件の応募が集まり振興組合によって命名された。
この映像では、「幻のそば」と呼ばれていた川俣町の在来そば「高原の宇宙(そら)」の復興に携わる生産者の想いを描いたドキュメンタリー映像である。
Director‘s Note ディレクターズノート
今回のドキュメントでは、
山木屋地区から今年10月に新しく生まれたお蕎麦のブランド
「高原の宇宙」を密着させていただきました。
このお蕎麦は、もとを辿ると、
山木屋地区で農家さんが自分たちで食べられる食用として育てられてきたのですが、
他のお蕎麦には無い強い香りが特長で
生産量が少ないため、幻のソバとして知られていました。
そんなお蕎麦がどのようにして商品化に至ったのか、
大内 孝雄 組合長の密着からご覧くださいませ。
Documentary ドキュメンタリー
About Soba in Kawamata 川俣町の蕎麦について
高原の宇宙
玄そばは、山木屋地区在来のそばで、東日本大震災後一時栽培が途絶えましたが、復興事業によって国際宇宙ステーションを旅した種から栽培し、2021年復活。2022年に「高原の宇宙(そら)」としてブランド化されました。
「高原の宇宙(そら)」という名前は、町内外の60人118件の応募の中から、山木屋が阿武隈高地に位置し、種が宇宙を旅した経緯を踏まえ決定されました。
農薬不使用で栽培され、生産者の加工所で丁寧に製粉される「高原の宇宙(そら)」は、口の中で香りが広がり、長く後引く味わいが特徴です。
蕎麦打ちとして食べるのはもちろんのこと、ガレットやお菓子に加工しても美味しいそば粉です。
◆高原の宇宙が食べられる町内のお店
●川俣町の蕎麦屋:本格手打ちそば 蕎麦六
道の駅「銘品館シルクピア」2階にある本格蕎麦屋さん。
上品かつ旨味の強い川俣シャモのつけ汁と打ちたてのそばをお召し上がりください。
住所:福島県 伊達郡川俣町 鶴沢 字鶴東13-1 銘品館シルクピア 2F
TEL:024-565-5783
定休日:月曜日(祝日の場合営業、翌日休み)
営業時間:11:30~14:00
●川俣町の蕎麦屋:語らい処 やまこや
山木屋地区復興拠点商業施設「とんやの郷」から徒歩3分。
山木屋産の農産品を使った「おもてなし」を提供しております。
同敷地内には、コテージも整備されており、宿泊することもできます。
語らい処 やまこや
住所:福島県伊達郡川俣町山木屋問屋25
024-563-2342
営業時間:11:00~16:00
定休日:火曜日、水曜日
https://yamakoya.com/talking-place-yamakoya
◆Siries シリーズ紹介
この町で生きる全ての姿を、 ありのまま映したドキュメントムービー。
何処か懐かしさを感じる人も居れば、 新鮮に思える情景を映し出すことも。
この映像を見ている貴方が何処にいようとも、
ー「帰れる場所は ひとつじゃない」ー
◆監督について
佐原孝兵さん
川俣町地域おこし協力隊1年目。
東京都出身。地元の高校を卒業した後、インフラ系の会社に入社し、5年間勤める。
趣味の音楽に関わる仕事をしたいという想いから、映像制作会社に転職。
仕事を通して、映像撮影・編集スキルを磨く中で「ドキュメンタリー映像」を制作することに興味があることに気づいた。フリーの映像クリエイターを志す中で、川俣町の地域おこし協力隊の募集ページを発見し、令和4年度川俣町地域おこし協力隊に応募。2022年6月より、川俣の伝統産業について発信する活動を開始した。
関連記事
● 佐原孝兵さんのインタビュー記事:
https://note.com/kawamata_gurashi/n/n5d49f57f98eb
● まちの映像|「帰れる場所は ひとつじゃない」EP1 ~川俣シャモ編~
https://note.com/kawamata_gurashi/n/n28cd6a7653a0
関連映像
● 「帰れる場所は ひとつじゃない」福島県川俣町 ドキュメント映像チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCBf1VLAldi81xZgqYgmUsEg