おきがるマルシェ @山木屋地区とんやの郷

2025.03.10 更新 カテゴリ:BLOG

山木屋地区にある復興拠点商業施設「とんやの郷」で、毎月最初の日曜日11~13時におきがるマルシェが開催されていることはご存じですか?

おきがるマルシェとは

このマルシェは令和2年度に始まり、今月までに開催50回を超えています。

マルシェに出店しているのは地元農家の方だけでなく、近隣市町の農家や飲食店の方も山木屋地区の賑わいづくりに貢献したいと集まり出店しています。

マルシェの特徴は、NPO法人おきがるネットワークが運営を担うおきがる亭や、地区住民の方々の買い物拠点でもあるとんやの郷小売店に加え、山木屋地区ほかの農家さんが手塩に掛けて栽培した作物や加工品を販売したり、町民有志や地区外の飲食店が出張提供する美味しいお昼ご飯で来場者を笑顔にしていることです。

おきがるマルシェ(R5.03.03)の出店者の皆さん

 

とんやの郷は、浜通りと中通りを橋渡しする国道沿いにあり、阿武隈山地のワインディングロードのドライブを楽しむマイカーや、ツーリングを楽しむバイカー、自転車の方々にも楽しみを提供しています。

 

マルシェ運営の工夫

ここ1年半は、お気軽ネットワークで活動する地域おこし協力隊の鷲巣桂以子さんがこのマルシェの企画と運営を担われています。

鷲巣さんは、このマルシェは地域の人の熱意がその魅力の原動力と語ります。国道沿いという立地から集客が多く見込めるという声もありますが、実際はマルシェを開催する日曜日はそれほど交通量も多くなく、集客には毎回苦労されるとのこと。出店して下さっている方にも申し訳ないというお気持ちになることもしばしば。それでも、出店参加を事前に確認しなくとも、毎回地元の農家さんは準備の時間に集まり、開店準備をして無事にお客さんを迎えて下さるそうです。

出店している方々も、確かに売り上げも大事であるが、毎月ここに来て、仲間意識を持った人たちと店を並べ、接客の合間に色々とお話することも楽しみであると言われています。それがマルシェの和やかな雰囲気を醸し出しているのです。

マルシェの企画・運営を担当する地域おこし協力隊の鷲巣さん(右)

 

マルシェを盛り上げたい!

令和7年3月のマルシェでは、愛知県を中心に東海3県を放送対象とする東海テレビが、山木屋地区の復興を定期的にたどる取材を行っていました。その取材班のディレクターの方にもお話しを伺うと、来場者と出店者の方々が満面の笑みでお話しされているのが印象深い。なかなか名古屋のような都会では出会えない光景、とおっしゃており、出店者の山木屋地区への想いが確かに伝わっていることが印象的でした。

マルシェの企画と運営を担う鷲巣さんは、マルシェが地区の賑わい創出に貢献はしているものの、未だまだそのポテンシャルを活かしきれていないと言います。マルシェが単独で来訪の目的となることはとてもハードルが高くまず現実的ではない。マルシェに立ち寄る前後で、家族で楽しめる場所、何か体験できるプログラムがあって山木屋地区の賑わいは取り戻される。そのために前に進みたいと語ります。ただ、各方面との調整がなかなか進まず、次の展開をどのようにしていくのか、模索が続くと言います。

 

山木屋地区では、鷲巣さんと同じ地域おこし協力隊として活動する仲間が他にも4人います。その一人、ナスタッシャ隊員は出店者としてもマルシェに参加し、また鷲巣さんが旦那さんと進めるハーブの活動でも共通点があります。

出店者として参加するナスタッシャ隊員(中央)

 

鷲巣さんも令和5年10月に着任してマルシェに携わるようになり1年以上が経過し、全ての季節を経験されました。3月のマルシェには新規出店者も現れていました。

そうした方々に加え、徐々に増えつつある山木屋地区の関係人口の方がより一層の関わりを増やすことにより、ブレイクスルーできる兆しも見えきたように取材を通じて感じました。

 

まだ足を運んだことが無い皆さん、ぜひお気軽マルシェを訪ね、出店者や鷲巣さんとともに山木屋地区の賑わい創出にご一緒下さい。

移住・定住のご相談・お問い合わせ

川俣町移住・定住相談支援センター

住所:福島県伊達郡川俣町字五百田30番地(川俣町役場西分庁舎1F)

電話窓口:平日 8時30分~17時15分(時間外、土日祝はご予約に応じて対応)

オンライン窓口:ご予約に応じて対応

※フォームまたはメールの場合は、あらかじめプライバシーポリシーにご同意の上、ご相談・お問合せください。