2025.03.13 更新 カテゴリ:BLOG
全国の神社仏閣を巡る方が、川俣町の春日神社での白澤発見のニュースなどを耳にされて令和6年末に川俣町をご訪問。
その時の紀行の様子をレポート下さいました。専門的な事なども参考となりますので、ここでご紹介したいと思います。
※文中の写真は後日、センタースタッフが撮影したものです。
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神仏応援という少々変わった理由で日本を巡っている最中、川俣にも気になる神社仏閣があるというお話をいただいた。是非うかがってみたいと早速行ってみました。最初に到着したのは、福島市から国道にて川俣町に入ると、最初に目に飛び込んでくる羽田春日神社。

羽田春日神社
穏やかな境内に、古からの良い時間が流れている美しい場所で、初めての訪問地に少々していた緊張も、緩やかにほぐれていきました。
感謝を納めつつ、地図を見て次に気になった場所へ移動しました。
鶏足山頭陀寺の「頭陀(ずだ)」は、欲望を捨ててする修行の一つで、仏の心理に近づくためなら形振り構わない覚悟を試されるものですが。なんとストイックなお寺だろう、そう思いつつ伺えば、気さくな住職さまが「遠くからようこそ」と、回転輪造までご披露くださりました。

頭陀寺
回転輪造は、文字が読めなくても、時間がなくても、それを回せば経典を詠んだのと同じ功徳をいただけるという優れた仕掛けで、こちらでは町指定の有形文化財になっているそうです。
厳しい修行無しで功徳を積ませていただけるお接待に、大きく感謝しました。
瀬織津姫がおわすのかと向かった機織(はたおり)神社には、地元の女神さまがお待ちかね。

機織神社
橋と共に残る元宮跡ともお繋ぎしながら、日暮れギリギリでたどり着く春日神社。歴史を刻んだ社殿のたたずまいに、この日を締めくくるのにピッタリな落ち着きと歴史の重みを感じつつ、一日を無事に過ごさせていただいた感謝と敬意とを捧げて、ホッと一息。

春日神社
さて帰ろうかと、ふと振り向いて、驚きました。下り階段と入り口の門のしつらえの良さはもちろんですが、その向こうには、川俣の夕暮れの街並みと、それを守るように立ち並ぶ山々の姿が見えています。あぁ、そうか。長きに渡って、こうして街を見守ってきてくださったのか。ありがとうございます。
神々と、ここに誘ってくださった方々とに、改めて思いました。
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レポートをお寄せ下さった神社仏閣ツアーガイドの梵 恵(そよぎ めぐみ)さん、ありがとうございました!