帰ってくると、ほっとする。 川俣町が“居場所”になった理由

2026.02.05 更新 カテゴリ:BLOG

 

「川俣町の人って、本当にみんな優しいんです」

そう話す朝日さんは、移住するまでに川俣町を5回訪れている。

そのすべてで、「あれ?」と違和感を覚えたことは一度もなかったという。

「“ぜひぜひ、川俣町に来てください”って言ってくれる人が何人もいて。

他の地域では、そんなふうに言われたことは一度もなかったんです」

移住者を受け入れることが、特別ではなく“日常”として町に根づいている。

その空気が、初めて訪れたときから自然に伝わってきた。

「ここなら、あたたかく迎え入れてもらえそうだなって思いました。

それに、美味しいものも本当に多くて」

 

不安がなかったわけじゃない

 

地方移住を考え始めたのは、50代に入ってから。

子育て、介護を経て、これから自分の人生をどう生きるかを考えたタイミングだった。

ただ、不安もあった。

「専業主婦、子育て、介護をしてきて、

介護の後半でヨガを教えるフリーランスになったので、

“組織の一員としてちゃんと働けるのかな”って」

もう一つは、寒さ。

物心ついてからずっと東京に住んでいて、

「東北=寒い」というイメージが拭えなかった。

それでも、車のない生活については不思議と不安はなかったという。

「ゼロから生活をつくる覚悟で来ていたので。

本当に必要だと思ったら、そのとき取り入れればいいかなって」

川俣町にはバスもあり、「最低限は何とかなる」という安心感もあった。

 

 

知らない土地だからこそ、自分から関わる

 

現在の暮らしでは、仕事のある日は仕事。

休みの日は、「普段できないこと」に時間を使っている。

「縁もゆかりもない土地だからこそ、

自分から人と関わりにいこうと思っていて」

イベントなどでは、

“参加する側”ではなく、“関わる側”としてボランティア的に関わってきた。

「そのおかげで町で知っている顔が増えて、働いていると声をかけてもらえるのが、すごく嬉しいです。」

 

車がなくても、暮らしは回る

 

移動は、基本的に徒歩とバス。

夏までは自転車も持っていなかった。

「困ったのは、寒さよりも“暑さ”でした(笑)

こんなに暑いとは思っていなくて、それで自転車を買いました」

買い物は、リオンドールやツルハドラッグが中心。

家と職場の間にある店で、日常の用事はほとんど済んでしまう。

「町の中で、生活は完結できますね。

たまに福島駅まで出かけることもありますけど」

そして町がコンパクトだからこそ、

「みんながつながっている」という暮らしの中に安心感もある。

 

 

静けさの中で、取り戻したもの

 

川俣町の魅力を聞くと、朝日さんはこう話す。

「自然がすごく近いのに、現代の生活に不便がない。

そのバランスが、すごくいいんです」

空の美しさ、町の落ち着いた空気。

東京で感じていた“わさわさした感じ”が、ここでは少ない。

「人の目を気にして慌てることが、ほとんどなくなりました。

せっかちな性格も、緩和された気がします」

時々東京に行くことはある。

けれど、川俣町に戻ってくると、毎回ほっとする。

「肉体的にも、精神的にも、すごく“豊か”になりました。

それが特別じゃなくて、日常に溢れている感じです」

頑張らなくても、あたたかいものに触れる機会が多い。

美味しいごはん、果物、人のやさしさ。

それらを分けてもらうたび、ありがたさを実感する。

 

これから、川俣町でやっていきたいこと

 

前職では、ヨガを教えていた朝日さん。

その経験を活かし、カフェヨガやツアーでのヨガなど、

少しずつ町と関わる形が生まれてきている。

「健康づくりって、私が提供しやすい分野なので。

この町に貢献できる形で、続けていけたらいいなと思っています」

人とのつながりを大切にしながら、

余白の時間で、心と体を整える場をつくっていきたい。

美術館巡りや本も好きだという朝日さんは、

“癒し”をテーマにした、本に関わるコミュニティづくりにも関心を寄せている。

「どういう形になるかはまだ模索中ですけど、

川俣町でも、そんな場をつくれたらいいなって思っています」

 

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