森の中で火を囲む

2025.11.17 更新 カテゴリ:BLOG

― 川俣町・移住者交流会バーベキュー大会レポート

 

 

10月、秋の空の下、「第3回 移住者交流会 バーベキュー大会」が峠の森自然公園で開催されました。
これまで室内での懇親会形式だったこの会ですが、今年は初の試みとして、自然の中でのバーベキュースタイル。
川俣で暮らし始めたばかりのご家族やご夫婦、地域で移住支援に関わる方々が集まり、森の空気に包まれながら語らう時間となりました。

 

 

コミュニティちゃばたけの大桃さんも参加し、長く川俣町で暮らしてきた経験から、生活や子育てのことなどを穏やかに語ってくださいました。

 

炭の香りとともに始まった交流

 

 

会場には、炭火を囲んで談笑する人の輪がいくつもできていました。
アウトドアが得意な移住者が手際よく火をおこし、焼き網の上ではお肉や野菜が次々と焼かれていきます。

香ばしい匂いに包まれながら、自己紹介がはじまり、会場はすぐにあたたかな雰囲気に。

初対面でも自然に会話が生まれるのは、きっと火の力。あと肉の力(笑)
笑い声が森の中に響き、ゆったりとした時間が流れていました。

 

大きなステーキにご満悦の参加者

 

子どもたちの笑顔がつなぐ時間

 

子どもたちはすぐに仲良くなり、お菓子に夢中になったり、芝生の上を走り回ったり。

マシュマロを焼く時間になると、小さな手がクシを握り、真剣な表情で火加減を見つめます。

焦げ目がついた瞬間の満足げな顔に、まわりの大人たちも笑顔に。

自然の中で過ごす素朴な時間が、世代をこえて共有されていきました。

 

 

地図に描く、これからの川俣

 

食事のあとは、「おすすめのスポット」や「こんなのがあったらいいな」をテーマにしたワークショップが行われました。
参加者たちはポストイットに思い思いのアイデアを書き、川俣の地図に貼っていきます。

「子どもが遊べる公園があったらな」
「今度ここにカフェができるんですよ」
そんな声が飛び交いながら、地図は色とりどりの付箋でいっぱいに。

お互いの暮らしの情報を交換しながら、
“この町でどんな時間を重ねていきたいか”を語り合う場となっていました。

 

 

川俣の風景を見下ろして

 

会の終わりには、峠の森公園の見晴台で全員で記念撮影。
眼下には川俣の町並みが広がり、遠くまで続く山々がやわらかく光っていました。

火やお肉を囲み、語り合い、笑い合った2時間。
新しい出会いのなかに、これからの暮らしを思い描くきっかけが生まれていました。

 

 

町と人と、これから

 

今回の交流会は、川俣町移住・定住相談支援センターと住民が協力しながらつくり上げた、手づくりの時間でもありました。
火を囲むことで生まれたつながりや、地図の上で交わされた小さなアイデアたちが、
これからの川俣の暮らしの風景を少しずつ形づくっていくのかもしれません。

 

文章・写真:鈴木亮平(川俣町在住・移住者フォトグラファー)

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